最近よく聞くエシカルってなに?
英語の意味
まず、エシカル(ethical)とは英語で「倫理的な」という意味の言葉です。
少しわかりにくいですが、「エシカル消費」、「エシカル商品」とは『人や自然、社会、地域に配慮した商品を購入したり消費したりすること。』です。
エシカルの理念
エシカル消費には、以下のような理念があります。
社会的に立場の弱い人、を搾取的に労働させない。児童労働を助長しない。
自然環境に配慮した製造方法や材料を活用する。
地産地消を意識し、地域経済や地域性を損なない。
エシカルが普及した背景
現在、エシカル消費やエシカル商品が注目されているのは、世界中で社会問題や環境問題が起こっているからです。
例えば日本では年間4,274 万トンのゴミが排出され、一人の1日あたりのゴミの量は918グラムとされています。(『環境省:https://www.env.go.jp/press/109290.html』より)
自分ごとに置き換えると1日に約1キロのゴミを出しているというのは多いと感じるのではないでしょうか。
これだけのゴミを輩出していると言うことはそれだけ、資源が使われて廃棄されていると言うことなので、明るい未来を実現するためには今一度考え直す必要があるのではないでしょうか。
また、ゴミ問題ではなく、安い製品を作るために過酷な労働を強いられている人や自然環境の破壊など様々な問題があります。
昨今の社会問題、環境問題からエシカルは注目を浴びるようになりました。
私たちにできること
- リサイクル品の利用:資源の再利用がされ、環境負荷の軽減
- フェアトレード商品の購入:途上国などと対等に取引することにより、途上国の生活の質が向上する
- オーガニック作物の購入:環境に優しい栽培方法が行われている
- 地域の商品購入:輸送などのエネルギー消費が抑えられるとともに、持続的に地域循環型社会が目指せる
- 認証マーク付きの商品購入:適正な管理のもと、生産・収穫されたものが利用され、環境負荷軽減
- マイボトルやエコバッグなど、マイ○○の利用:資源の消費を抑える
などがエシカルな商品や消費です。
どれも非常に大切ですがまずはできることから取り入れることが大切なのではないでしょうか。